全麻カイザーにプロポフォールを使用した際の、胎児移行性について
以下の論文を参照しました。

Intravenous Propofol during Cesarean Section
;Placental Transfer, Concentrations in Breast Milk, and Neonatal Effects.
A Preliminary Study
   Anesthesiology 71:827-834,1989

全麻帝王切開の導入にプロポフォールを使用
 導入は2.5mg/kgをIVし、 50%笑気、酸素、halothaneで維持した群
 導入は2.5mg/kgをIVし、 5mg/kg/hで維持した群とを比較。

MV:maternal vein, UA:umbilical artery, UV:umbilical veinのプロポフォ−ルの濃度とすると  

UAは胎児の脳内濃度
UV 0.39μg/ml
MV 0.56μg/ml
UV/MV 0.70±0.06
UA / UV  1.09±0.04
UAが大きいのは、胎児組織からの再分布が影響していると考えられるようです。
は 
UV 1.14μg/ml
MV 1.66μg/ml
UV/MV  0.76±0.10
UA/UV   0.70±0.05
2時間後 UV 0.078~0.011μg/ml
という結果がでています。
1分後と5分後のアプガーと、UV、UAのプロポフォール濃度の間に相関関係はない。
10分後のアプガーは10点で、あまり問題にはならないようです。