Systemic ­­­metoclopramide to prevent postoperative nausea and vomiting: a meta-analysis without Fujii’s studies

G.S. De Oliveira Jr, L. J. Castro-Alves, R. Chang, E. Yaghmour and R.J. McCarthy
British Journal of Anaesthesia 109 (5): 688-97 (2012)
2012/02/21のミニモニで紹介しました。
データ不正があったとされる論文を排除してメトクロプラミドの術後の悪心嘔吐に対する効果を解析したものです。
【Methods】
 ‘metoclopramide’, ‘nausea’, ‘vomiting’, ‘postoperative’の単語や組み合わせをデータベース(Pubmed, Cochrane, Google Scholar)などで検索。その中で対象18歳以上、randomized controlled trialsのもの、術後の10mgメトクロプラミドivとプラセボもしくは治療なしの群を比較したものを抽出、非術後のメトクラプラミド使用や他の制吐薬の使用したものは省く。
 術後1-6時間後の早期と24時間後の後期で術後の悪心嘔吐への効果を比較した。
【Primary outcomes】  術後24時間の悪心嘔吐(早期と後期)
【Secondary outcomes】錐体外路症状、頭痛、めまいなどの副作用
【Meta-analysis】
【Results】
 術後1-6時間と術後24時間後でメトクロプラミド投与は術後悪心嘔吐に効果あり。
  錐体外路症状、めまい、頭痛、鎮静状態などの副作用が少数例報告されたが、すべて異質性(heterogeneity)は低く、I2=0であった。
【Discussion】
 不正データをもとにメトクロプラミドは術後悪心嘔吐に効果が少ないと思われていたが、解析をやり直すことで、メトクロプラミドが効果的であることが示された。
【感想】
 この日はデータ不正関連で盛り上がりましたが、メトクロプラミドの効果も見直して、日々の臨床に役立てていただければと思います。