まず、私がこれを書けているのはこういった試験があると教えてくれた当教室の神経ブロックチームの先輩方、そしてそのためのヨーロッパでのワークショップ参加・受験を後押ししてくれた教授、その他医局員の皆様のおかげです。合格の最大の要因は、受験できたことそのものに他なりません。ただただ感謝です。

私はこういった試験のような目標があると、日々の臨床のモチベーションも上がってくるところがあるため受験を決めました。まだ日本人で合格者はいない??ならば尚更です。ただその試験はかなり難易度が高いもので、出題範囲も神経ブロックのみならずペインクリニック、解剖生理学や統計学など多岐にわたるようでした。まだ後期研修医である私は、今後のことも考え洋書の神経ブロックの教科書に加え、麻酔科専門医試験問題集やペイン専門医試験問題集なども勉強の教材とし学習を進めていきました。しかし最も合格の決め手となったのは前年受験した先輩方が復元してくれた過去問と、ワークショップや講習会での模擬試験問題や資料でした。ここでもただただ感謝です。

受験してみた印象としては、突破のカギは時間との闘い。100問120分であり長文の臨床問題や計算問題も含まれるため、英文の速読と既知の過去問への素早い解答が必要でした。知識としては教科書的なもののみならず、神経ブロックの最近の論文や知見を問う問題もあり、日々の臨床での学習も大事であることを痛感させられました。Regional Anesthesia and Pain Medicineなどにも目を通しておけばより良かったのかもしれません。

来る二次試験は神経ブロックの実技試験です。当然、英会話は必須、、、私にとって最大の不安要素ですが、この素晴らしき環境の中でなら乗り越えていけそうな気が。。。日々感謝の気持ちだけは忘れず精進していきたいです。

旭川医科大学 麻酔・蘇生学教室
後期研修医 佐藤 慎