ちょうど5年程前、超音波ガイド下神経ブロックを試行錯誤しながらやっていた頃にこの試験を知りました。

神経ブロックの試験は日本ではまだありませんが、経食道心エコーの分野では臨床での経験とJBPOTなどの試験を受ける時に学んだ知識がお互い助け合って身につくので、このヨーロッパでの神経ブロックの試験を受ければ今後の力になると思い、旭川医科大学麻酔科より毎年数名受験するようになりました。

受験資格として学会認定のcadaver workshopと神経ブロックworkshopを受ける必要があったので、僕の場合は2011年度に初受験をしました。

初めての海外での試験の感想は、当たり前ですが周りが外人ばっかで緊張する‥英文を読んでるうちに時間がなくなる‥ちょっとした単語が分からず選択枝がしぼれない‥など日本での試験とは一味違ったものでした。また試験自体の内容も神経ブロックに限ったものではなく、生理や薬理学的な内容、妊婦から新生児に対する麻酔など一般の麻酔科医として求められるような知識を問う問題でした。その結果不合格‥2012年度はお休みして今回2013年度受験しました。

2013年度の試験は2011年度に比べて解剖学的知識や神経ブロックの手技、効果、合併症などを問う問題が多く、より神経ブロックの試験に近くなっていたような印象です。とはいえ、難易度は高く五者択一の形式ですが最後の2つがしぼれない‥選択枝に書いてある単語が分からずしぼりきれない‥など頭を悩ます問題ばかりでした。

結果よほど勘がさえていたのか、なんとかぎりぎり合格できました。

今回、運よく合格できましたが勉強する過程の知識の定着が肝心なので、今回の結果に満足することなくまた2次試験に向けて勉強していく心構えです。

cadaver workshopなどの頃から海外での研修を受けさせて頂いた教授をはじめ、その間支えて頂いた医局の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

旭川医大 麻酔・蘇生学教室
高橋 桂哉