9月22日に北海道大学医学部 臨床講義棟にて第34回北海道ペインクリニック学会が開催されました。
今年は市立札幌病院が主幹となっての開催でした。

本学からは井上先生が「緩和ケア領域の疼痛に対して、1.5%ケタミン親水軟膏が著効した3症例というテーマで御発表されました。

当院の院内特殊製剤であるケタミン軟膏を緩和ケア領域の患者様に使用し非常に良好な結果を得た症例を報告されておりました。フロアからは具体的な軟膏の使用方法について質問があったり、自施設での導入を目指したいという言葉も聞かれておりました。

ランチョンセミナーにて東京慈恵会医科大学麻酔科学講座教授、同大学附属病院緩和ケア診療部緩和ケアチーム長 下山恵美先生が「臨床のニーズに基づく緩和ケアの基礎研究の紹介―がん患者の神経障害性疼痛とオピオイドの眠気」というタイトルでご講演されておりました。
ご講演の中では、患者さんの病態により近い動物モデルを作成するために、癌浸潤による神経障害性疼痛の動物モデル、末梢神経結紮モデル、化学療法惹起性末梢神経障害(CIPN)の動物モデルにおいてどのような工夫をしているかといったお話をされていました。
日常の疑問点を基礎研究のテーマとして設定しても解決までなかなか至ることが出来ない中、様々な工夫によりその疑問が解決するところにまで至っていた様子はとても興味深いお話しでした。

その他にも多数の御発表があり、大変充実した1日となりました。