2019年3月9日(土)、バクスター株式会社主催PERiCLiP(Perioperative Clinical Care Principles)が、東京 新橋愛宕山東急REIホテル ファンクションルーム愛宕で開催され国沢卓之教授が二つの講演を担当されました。

第Ⅰ部の『術後回復力の強化 (ERAS:Enhanced Recovery after surgery)』のセッションでは、ERASプログラムや目標指向型管理(GDT)について振り返りました。その中で、バランス麻酔が主流となっている現在においても鎮静薬や鎮痛薬の適正投与の重要性と留意点を分かりやすく講演されました。また、回復室が少ない日本においては、手術室で嚥下機能がしっかり回復できることの重要性に触れ、デスフルランの貢献できることについてご紹介頂きました。

続く第Ⅱ部の『日本の周術期管理の今後の展望 ~その先の麻酔管理のために~』のセッションでは、モニタリングのメカニズムとピットフォールを具体的に解説されることからスタートし、ERASプログラムや国内外の周術期管理の最新情報を分かりやすくご講演頂きました。二つの講演を通じて、術中のみならず、患者の安全、予後改善、在院日数短縮を目標に、麻酔科医ができること、目指さなければならないことを御提案いただけました。

その後、昭和大学 大嶽浩司先生、聖路加国際病院 長坂安子先生、奈良県立医科大学 惠川 淳二先生 のご講演を交えて、各施設の現状や麻酔管理に関して、活発な議論が交わされ、あっという間に4時間が終了しました。今回の講演で、恩恵を受ける患者様や医療者が増えるとよろしいと感じさせて頂きました。