• 総説
  • 脊髄くも膜下麻酔
    硬膜外麻酔
    超音波ガイド下末梢神経ブロック
    超音波ガイド下血管穿刺(内頸静脈留置・腋窩静脈留置)
    コラム 脳脊髄液の逆流の確認と麻酔科医の思い出
    コラム 手技時の鎮静について
  • 著者:山口卓哉,国沢卓之
  • 誌名:Procedural GPの手技力. 2018; 14~49
  • 2018年6月刊行
  • 三輪書店 Amazon

6/19三輪書店から「Procedural GPの手技力」が出版されました。GP(General Practitioner; 総合診療医)の先生方に必要な「手技」について書かれた本ですが、この中の麻酔科の章を山口先生がご執筆されました。

山口先生は長崎の離島で長年勤務されておりましたが、平成28年4月より2年間、当教室でのアドバンス研修を希望され、研修終了後の平成30年4月より長崎に戻られてご活躍なさっております。

この本は、「この「手技力」があれば、もう一歩踏み込んだ対応ができたのに」という、離島へき地の総合診療医の思いから生まれました。

麻酔科の章は、

「肩関節脱臼の患者さんが来たけど、鎮静はちょっと自信がない。超音波ガイド下腕神経叢ブロックの手技力があればなあ」

「入院患者さんの末梢静脈が確保できない。超音波ガイド下血管穿刺の手技力があればなあ」

「午後からの整形外科手術の麻酔を手伝ってほしいと言われた(麻酔科医のいない離島へき地では良くある状況)。術中の管理は出来そうだけど、脊髄くも膜下麻酔の穿刺は初期研修で麻酔科を回った時以来で出来るかなあ」

といった状況で役立つ手技について書かれております。

また、総合診療科の先生方だけではなく、麻酔科をローテイトされている初期研修医の先生方にもお勧めです。「明日は脊髄くも膜下麻酔の穿刺をしてもらうから勉強しておいで」と指導の先生に言われた際に、本書を利用して手技の予習とイメージトレーニングに利用が出来ます。

本文中で山口先生も触れられている通り、麻酔科のみならず手技には指導医のこだわりの『主義』がありますので、「この本にはこう書いてあるけど、こういう理由で僕は、私はこうしている」というように、指導医の先生方におかれましても参考になる本となっております。